昨今、ニュースで騒がれている事件でミャンマーとタイの国境付近に詐欺組織の拠点があり、多数の人が強制的に詐欺の仕事をさせられているというのがありました。
ですが、タイ警察とミャンマー軍の作戦により、この詐欺に特化した街は封鎖されつつあります。
この街は中国マフィアが巨大な資本を投下して、作り上げられたものです。
そして、その街に連れて来られた人々、殆どが中国人ですが、アジア各国、日本人もいます。
その数が1万人以上とは、驚きですね。
その詐欺の街でこの人達は電話、パソコン、スマートフォンを使用して詐欺に加担させられていたようです。
マフィア達は逆らう者は容赦なく、拷問などもしていたようです。
この組織化されたグループ(マフィア)は一説には日本の新宿を根城にしていた中国人の半グレグループが後に分散、合流を繰り返し本土のマフィアとも結託し、巨大なグループを形成していった経緯があるようです。
しかし、ミャンマーのような国で官僚や地元の権力者を抱き込み、1万人以上を許容出来る街を作る事が出来るとは…
中国マフィアの資本力は恐るべしですね。マンガのような事が現実に起こってしまうとは、今の時代は金があれば、何でもありなのでしょうか。
若かりし頃に中国やインド、ミャンマーも旅したことがあるのですが、当時は何処も貧しいけど、純朴で人情味のある人達が沢山いました。
そんな人々と触れ合う事が出来て、沢山の旅の思い出が出来ました。
まさか、ミャンマーで軍事クーデターが起こったり、中国が日本を越える経済大国になるとは想像する事はできませんでした。
そして、今回の詐欺都市の出現などは想像の域を超えています。
今回の作戦でミャンマー政府は詐欺都市の電力を全てストップすることで壊滅的ダメージを与える事が出来たようです。
詐欺の仕事をしていた人達も救出されて、移送が進んでいるようですが、数十人いたはずの日本人の行方は未だわからないようです。
一部の情報筋によるとカンボジアの詐欺の拠点に移動したのではということです。
コードネーム、ルフィがリーダー格だったトクリュウ詐欺グループが拠点にしていた国がフィリピンでしたね。
既にこのグループは逮捕、移送されて日本で裁判、服役中です。
カンボジアにも日本のトクリュウ詐欺グループがいて、中国マフィアも拠点を構えているようです。
こういった国では金にものをいわせれば、街を支配出来てしまうので、警察も抱き込んでしまえる環境です。
先は長いですが、一つ一つ詐欺の拠点を潰し、加担する人間、操るマフィアを検挙していくしかありませんね。
イタチごっこの体は否ませんが、やるしかありません。それぞれの国の警察の力が試されています。
熱血探偵はこの案件を注視していきます。
※トクリュウ詐欺グループとは 匿名・流動型犯罪グループ(とくめい・りゅうどうがたはんざいグループ)は、2023年7月に警察庁が「SNSを通じて募集する闇バイトなど緩やかな結びつきで離合集散を繰り返す集団」と定義した組織犯罪の類型。 略称は匿流(とくりゅう、トクリュウ)です。