探偵のカメラの現状

探偵が使用するカメラは大きくわけて、2種類あります。

一つは張り込みの際に使用する固定して撮影するカメラ。2つ目は尾行時に使用する比較的に小型の目立たないカメラです。

基本的に尾行などのアクティブに動き回るときと車内などで、隠れて張り込むときで使い分けます。

尾行用は手に収まるサイズで起動が早く、目立たないカメラです。以前は日本のカメラメーカーから適した機種が多数販売されていたのですが、需要が少ないのか、現在では殆ど新機種が出ることはありません。

探偵が欲しているカメラなどは需要が殆どないので、開発も販売もありません。

ですので、アーチネクストでは絶版となったカメラ(小型で暗部の撮影もある程度の対応可能)をネットで見つけてはストックしているようにしています。

このカメラの欠点はカメラモニターの開閉などで接触不良を起こしてしまうことです。

通常の使用なら問題はありませんが、なにせ探偵の仕事は証拠を押さえる事なので、撮影の際に頻繁にモニターの開閉(起動)をします。

結果的に配線の接触部分に負荷がかかり、接触不良のなり、使用不可となってしまうのです。

現在ではメーカーのサポートも終了しており、修理対応も困難なため、ネットでそのカメラを見つけてはストックしています。

けっして安価な物ではないので、頻繁に故障されると出費はバカになりません。

メーカーさんがそのカメラの復刻版を復活して頂ければ嬉しい限りですが、その可能性は無さそうです。

他社の探偵さんの撮影用カメラですが、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)を使用していり方もいます。

比較的に小型で画質がいいので、使用する探偵は増えているようです。探偵によって移動中の撮影はハンディカム派とコンデジ派に分かれているようですね。

張り込み用のカメラは少し大きめになります。レンズが大きく、長時間の使用に耐え、暗部の撮影にも適した物が張り込み用に適しています。

同じ場所(出入口)を常に撮影出来る状態で固定されているため、長時間の使用に耐えるタフな機種でないといけません。もちろん、起動スピード、画質や暗部の撮影レベルの高さなどを満たした上での事です。

張り込み用のカメラはモバイルバッテリーで電力を供給しているので、夏場などは熱を持ってしまう場合もあり、やはり熱にも耐えるような頑丈な物がベストです。

長い時などは、24時間以上、さらに数日も同じアングルでカメラは固定された状態なので、タフな使用状況に耐えることになります。

探偵のカメラはだいたい、こんな感じなのですが、さらに細分化すると暗視カメラや超小型のスパイカメラ(隠しカメラ)などもあり、探偵のカメラは本当に多種多様です。

次回は探偵のカメラの主要部分を担いつつある、ネットワークカメラ(IPカメラ)について、取り上げていきます。