最近の報道を観ていると、マスコミやジャーナリストのレベルの低さに唖然としてしまいます。
フジテレビと中居氏の問題で開いた記者会見で質問した報道関係者の質の低さと対応したフジテレビの上層部の回答には、納得の出来るものは殆どなく、同じ質疑応答を10時間も繰り返す茶番劇でした。
休憩やトイレにも行かず、10時間も失言をしないように対応したフジテレビ上層部の方達には気の毒としか言いようがありません。
こんな長時間の質疑応答を良しとしているマスコミ報道関係者には閉口するのみです。
熱血探偵の知る範囲ではフジテレビのコンプライアンスはしっかり機能していたと思われますが、今回の特殊なパターンは上層部のみで共有、処理しており、コンプライアンス部門に情報が共有されなかったようです。
進行役が不適切な質問を制限したり、休憩を入れるなどの対応をしなかった落ち度はあるにせよ、視聴者は「まだやってるの?この人達の感覚は大丈夫か?」となり、マスコミ全体の質の低さが露呈した記者会見だったように熱血探偵は思います。
そして、週刊文春の記事の訂正です。
雑誌のトップで訂正、謝罪をすることなく、裏でこっそりと訂正文を掲載した姑息さは、お粗末極まりなく、信用ガタ落ちの行為でした。
フジテレビの社員が関与したと言っておきながら、フジテレビ上層部が会見で社員の一切の関与は無かったことを貫いた後の訂正です。
週刊文春の記者の考えなど、どうでもいいのであって、事実関係が最も重要であり、精査しなければならない事です。
問題があった当日に中居氏から誘われたのが事実であり、フジテレビの社員からの誘いではなかったのが事実なら、関与がなかったのが真実です。
前後の流れから、この社員の関与があったのは間違いないと考えています。といった週刊文春の記事は私見であり、事実を誤魔化そうとする印象操作であり姑息なやり方です。
法令に詳しい識者達からは批判が高まっていて、説明責任を果たすべきとの声も上がっています。
熱血探偵も同じ意見です。
昔なら、たかが週刊誌と「低レベルの週刊誌」だから、しょうがないとなったかもしれません。しかし、現状の影響力を考慮すると間違った情報の掲載は、それなりの処罰を受けなければなりません。
フジテレビの広告収入の損害は200億円を越えるようですし、信用を失墜させた大本の原因が週刊文春の記事であるならば、その損失を補填する責任があるのではないでしょうか。
フジテレビは第三者委員会の結果を受けて、週刊文春を相手に大型訴訟をする可能性もありそうですが、間違った印象操作をする週刊誌には、それなりの報いを与えるべきです。
ただし、それとは別にフジテレビの元女性アナウンサー(女性社員)に対する対応のミスは正されなくてはならないし、検証の余地があるのは間違いないことです。
加害者、被害者との示談が成立し、守秘義務が発生している事案であることが、今回の問題をややこしくてしまっていると熱血探偵は思います。
ですが、示談が成立し、守秘義務がある事案を取り上げた週刊文春の傲慢なやり方(正義の鉄槌を大物タレントに与える)で部数を稼ぐなど、ハッキリ言ってゲスのすることです。
所詮は正義の鉄槌は見せかけで、金儲けが本当の目的なのだから、誰も公には言いませんが、わかっていることです。
過去の過ちを取り上げて、現在の価値観で裁きを与えるやり方には疑問を感じるし、姑息なやり方には本当に嫌気がします。
週刊誌のスクープで大騒ぎし、大物タレントをここぞとばかりに叩き、SNSで持論を展開する一連のパターンは、歪んだ世界観を見せられていると思いますし、熱血探偵はうんざりしています。
間違いを正すところが主目的であって、間違いを犯した人間を攻撃、注目を得ることが目的であってはならないと感じる今回の事案でした。